2014/06/12

第九回ワークショップ「ライフサイエンス分野研究動向の可視化  − 新たな医療分野の研究開発体制に向けての試み −」のご案内


配布資料暫定版(会場でも最終版を配布いたしますのでお持ちいただく必要はございません):
#資料内のGIF動画はPDFの仕様により静止画となっています。
#PDFですが、20MB弱ですので、ダウンロードにはご注意ください。
https://db.tt/TKdhLY61


 私ども「ファンディングプログラムの運営に資する科学計量学」プロジェクトにおいてこれまで蓄積してきたデータおよび開発した手法のいくつかを統合してご紹介する「ライフサイエンス分野研究動向の可視化  − 新たな医療分野の研究開発体制に向けての試み −」と銘打ったワークショップを企画いたしました。
 今回は、学術論文データベースから抽出・加工・蓄積したいくつかのデータおよび米国特許データベースからオリジナルに作成したサイエンスリンケージデータを対象として、研究助成機関の実務家や政策策定者が利用できるような可視化を試みております。
 可視化の対象とした分野はライフサイエンス分野です。今回は、マクロな可視化として分野全体を、またミクロな可視化として多能性幹細胞研究領域をご紹介いたします。副題が誇大広告とならないか心配ですが、新たな医療分野の研究開発体制(いわゆる日本版NIH)が設置されようとする現在、科学計量学からこの動きにどのように貢献できるか、私どもの成果を肴に可能性を検討いただければ幸いです。
 また、今回は三人のコメンテーターをお招きしております。それぞれ、政策実務、研究マネジメント、研究現場の視点をお持ちの方々で、さらにフロアにおいでくださる研究助成機関の実務家および関連分野の研究者の皆様を加えて、多面的にご議論いただくことを図りました。
 つきましては、以下の要領で開催いたしますので、関係皆様方ぜひお申込み、ご参加ください。なお、現在、ワークショップの内容をUstream等で動画配信できないかに検討しております。参加を希望される場合には、その点は予めご了解ください。(準備の都合によりUstream等による配信はいたしません)
 ちなみに、下には可視化の例を載せておりますので、よろしければ、ご覧ください。

プロジェクト代表 調 麻佐志

日時:201474日金曜日 18:00-20:00
場所:霞が関ナレッジスクエア 西館2Fスタジオ (東京都千代田区霞が関3-2-1)
本ワークショップのページ:
参加のお申し込みについて:
 下記URLページに簡単な概要と申し込みフォームへのリンクがあります。
73日正午まで。なお、定員となり次第、締め切りとさせていただきます。会場に余裕がある限り、当日飛び込みのご参加も歓迎いたします。ただし、その場合でも事前申し込みをなさった方を優先することを予めご承知おきください。

プログラム(予定):
研究報告「ライフサイエンス分野研究動向の可視化」 (35分)
  • 調麻佐志(東京工業大学理工学研究科)
コメンテーターによるコメント(各15分、コメント順は予定) 
  • 八代嘉美氏(京都大学・iPS細胞研究所・上廣倫理研究部門)
  • 仙石慎太郎氏(京都大学・物質-細胞統合システム拠点・イノベーションマネジメントグループ) 
  • 菱山豊氏(内閣官房健康・医療戦略室)
フロアを交えてのディスカッション(40分)

生命科学分野におけるわが国の論文シェア推移(2000−10年移動平均)


多能性幹細胞研究領域における各年登録の米国特許に引用された論文数推移(登録年2001−11年移動平均)


ライフサイエンス分野における「科研論文国内シェア」−「厚労科研論文国内シェア」(2010年単年度、謝辞より助成情報を抽出)

*予算規模の違いには注意が必要